京焼き、清水焼きより仁清、乾山という作家の名前に聞き覚えのある方が多いかもしれません。 すっきりとした繊細な色絵が美しく、私はお茶やお酒を飲む器に使っています。
京焼清水焼は、陶器も磁器も焼いています。楽焼以外の京都市周辺で焼かれている焼き物を総称して、京焼清水焼と呼んでいます。
古くより文化の中心で、各地より色々な技法が伝わったため、特徴がないのが京焼・清水焼の特徴とも言われますが、色鮮やかな色絵陶器が特徴の一つと言えます。
京都の焼物は8世紀頃、現在の東山区あたりで窯を使った土器の製造から始まりました。
室町時代になって釉薬による新しい技法が中国から伝わり、京焼・清水焼の特徴である色鮮やかな色絵陶器が誕生しました。
江戸時代、野々村仁清が清水産寧坂で窯を作り、錦手の秘法を会得し、華麗で優雅な今の京焼・清水焼の基礎を築きました。